chiipuri’s diary

気の向くままにつづる日々のあれこれ

あやふやな境界 /on a mat について

ビニル床とカーペットの境目で「スリッパに履き替えてください」と言われ、そこを見てみるとカーペットの上に薄汚れた黒いマットが敷いてあった。

あれ?このマットの上で靴を脱いでってことなのかな?それとも靴を脱いでここに上がるってことなのかな?…ちょっと迷ったわけですよ。だけど面接試験中にそんな細かいことを聞いてこいつめんどくせえやつだなハイ減点とかなったらやじゃないですか。第一、相手が細かいことを気にしない人で、えっああ、どっちだろう…?って答えに困っちゃったらかえってすみませんっていう気になるじゃないですか。だから心を無にしてそのマットの外で脱いで、マットの上に上がったわけですよ。そのほうがまあ印象もいいかなと思って。こうちょっとつま先立ち気味にして。

しばらくして気づいたんですけど、スリッパを履いた人たちが外履きのところをね、コピーしたりしにふつうに行き来してるんですよ。さっきのマットの 上もお構いなしに踏んでいくんですよ。えっ?そこも踏んでく?っていうかそしたらカーペットも何もないよね?履き替えるときみんな汚れてるとこ踏んでるってことだよね?足の裏汚れるってことだよね?ああ、全体にカーペットがうっすら汚れているような気がしたのはそういうことだったのね…。や、なんかそうなったらカーペットでワンクッション置かずに靴からスリッパへダイレクトにインしたいなと。もし受かったらマイスリッパ持参するかなとか思ったわけですよ。

…って、イエモリさん(ドラマ『カルテット』参照)口調で書いてみました。ん?似てないか。細かいことかもしれないけれどもちょっと気になるとき、 みんなも家森さんの口調で脳内一人芝居を楽しんでみたらいいと思うよ!大真面目でいてどこかおかしみのある家森さんになったつもりでさ。ちなみに好きなセリフ は、行間案件だ、です。(2話だったかな?)

この春、一度やってみたいとずっと思っていた仕事を始めることにしました。春の息吹に誘われて、勢いで応募してしまいました。

息子がやけにこの主題歌が気に入ったみたいで100回くらいリピート再生させられ、覚えた暁には熱唱が始まった。情感を込めて歌えば歌うほど、笑みがこらえきれない。が、笑うと激高します。ついでに覚えてしまった私も一緒になって歌おうとするといつも遮られる。

ところで、はじまりの数秒のところで「おじいさんのいびきが入ってるよね」とケタケタ笑いながら言い出しました。たしかに何だろう。気になり出した、謎の音。

転びそうになったり会話がちぐはぐになったりすると「カルテットみたい」と登場人物になったつもりで喜ぶ息子。