地下山小屋風ライブハウスにて
先週末の夜、久々に都内に出てきました。
イルミネーションの眩い光にすっかりクリスマスムードを感じますね~。
ここ数日、急に冬を感じるような気候になりましたが、みなさまお元気でお過ごしですか。
先日は長姉のだんなさんが所属する大学時代のサークルの仲間が数年前に亡くなり、その彼を忍ぶ飲み会兼ライブでした。
なぜ参加したのかというと、次姉がそのライブでうたいたいと申しまして。
私はピアノ伴奏で次姉とデュオで出演してしまいました。うっかり。
何年ぶりでの人前での披露でしょうか。
でもね、…結果、めちゃ楽しかったん…。
失敗を恐れ、音量レベルを控えめにしたことがちょっとこころ残りかな。
(←ミスしなかったからといって急に強気なこの態度)
客席で次姉とめいっこの演奏を聞いていたら、ボーカルに比べ、ピアノの音が小さいことに気づいたのです。
目立たないようにしたことによって、ボーカルとのバランスを考えるとピアノの音の小ささが気になる結果になってしまった。
そのせいで私のつぎに演奏しためいっこの素晴らしい演奏を霞ませてしまい、おばは激しく反省したよ。
リハーサルでは空間での音の鳴りを確認するのが大事だということ。ひとつ勉強になりました。
はじめはピアノの楽譜を探していたのですが、見つからないのでネットで探したコード進行をみて適当に音を当ててみました。
それが、本番近くなってから伴奏が急にダサく感じたりしてきて、当日まで音が決まらずほぼスランプ状態でした。
ずっと弾いているうちに感覚が麻痺したみたいです。
なんと、めいっこも同じことを言っていた。
ああ確かラジオで、「前の日につくった曲が次の日になるとあまりの酷さにびっくりする」というような話を聞いたことを思い出して、あるあるなんだなぁと。
創作することの大変さをほんの少しですが垣間見た気がいたしました。
ちなみに演奏した曲はブルー・ハーツの「青空」で、
聞いているうちにベン・E・キングのスタンド・バイ・ミーと、スティングのエブリシングユーテイクが頭のなかをぐるぐるして止まらなかったので、そろっと折り込みました。
いちおオマージュという名目で。ほんとうに好きな曲だしね。
この日はカバー曲を演奏される方が多く、
ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」が聴けたのはうれしかったなぁ。
あとジッタリンジンの「雨」もよかった。
とりわけ印象に残ったのは、
サイモン&ガーファンクルの「ミセス・ロビンソン」と「スカボロー・フェア」。
また、「スカボロー・フェア」の心細く、切なく、繊細な旋律には参りました。
静かに響くアコースティックのギター・デュオ。しんみりと、素敵な演奏だったなぁ…。
小学校の音楽の教科書に載っていたので教科書的な(おかたい)イメージが先行して、当時はあまり素直な気持ちで聴くことができなかった気がするんだけど、この日はすーっと音楽が沁み込んできました。
あれ、「明日に架ける橋」もサイモン&ガーファンクルだよね。教科書の常連だったんだね。
娘に聞いたらスカボローフェアが教科書に載ってないと。もう変わってるんですね…。
クラシック音楽にはないコード進行にしばらくの間触れていたので、
コード耳(?)になってるのか、メロディを聞くとコードを考えてたりして、
これを機会に今まで知らなかった扉をちょっと開けてみたいな。