chiipuri’s diary

気の向くままにつづる日々のあれこれ

とんでもアニメ クラシカロイド!

eテレで放映中の「クラシカロイド」が我が家のちびっ子らに大人気。

ショパンやベートーベンなどクラシック音楽の有名な作曲家の遺伝子を持った(それぞれの性格が極端なかたちで表れたアンドロイドみたいな?)登場人物たちが、一人暮らしをしている女子高生かなえの屋敷に一緒に暮らし、さまざまなことをやらかすどたばたアニメです。

 正直、最初は全く頭に入ってきませんでした。キャラも設定もストーリーも。

初回の録画を子どもたちが何度も見ているうちに、5回目くらいでしょうか、ある瞬間から、ストーリー、世界がすーっと色鮮やかに吸収されていく感覚に襲われ、おおお、面白い!!と。それ以来、私ものめり込むように見ております。

 

お気に入りは3話めの「チョッちゃんとりっちゃん」。

チョッちゃんとはチョピン→CHOPIN→ショパンのことで、りっちゃんはリストのことです。実在するリストが女たらしだったからということで女性にされてます。(笑)

このクラシカロイドたちは、それぞれが、ある感情の高まり?情動?をきっかけに、ムジークという音楽が発動し、夢幻の空間を作り出すのです。

3話は、ショパンの「ノクターンNo9-2」とリストの「愛の夢」を原曲としたムジークなんですが、どちらもファンタスティックな編曲・作詞なのですよ。そこにクレイジーなアニメーションが絶妙にマッチしているのです。我が家の3歳男児は、キューピッドの放つ矢が人に刺さる場面で大泣きしてました。うん、怖かったんだね。(しかもそのキューピッドはボディビルダーみたいな姿かたちをしたりするという)ぶっとんでいて、何度見ても笑いながらきゅんきゅんしてます。(笑)

 

ムジークが発動(変身)するときの決めセリフもまたかっこいいんだわぁ。それぞれの母国語で。

 

過去は全くの虚無。未来は全くの白紙。だからこそ私はそこに、ムジークを描き出す

 

って、それまでみかん箱をかぶって膝をかかえて座り込んでいた臆病なショパンがすっくと立ち上がり、低音ボイスで語り出すのです。

 

 

  (ダイナマイトなりっちゃんのキャラも最高だよ)

 

 http://image.b-ch.com/sfs/ttl2/ed8f-5295/5295003a.jpg

 

 

それぞれのムジークがとても素敵なので、まるごと一曲聞いてみたいと思っていたら、なんと来月アルバムが発売だって。

モーツァルトのレクイエムより「怒りの日」が原曲の、「炎のレクイエム」もなかなか素敵なアレンジとなっていて、こちらも期待大。

 

【試聴動画】挿入歌集第1弾「クラシカロイド MUSIK Collection Vol.1」12/21発売! #クラシカロイド - YouTube

 

娘の、ショパンやベートーベン、リスト(実在する人物のほう)への興味も高まっており、うれしい副産物です。久しぶりにピアノを触っていたら、これ誰の何て曲?って、目を輝かせて聞いてくる。原曲をユーチューブで聞きたいと言う。クラシック音楽に興味を持つことなんて初めてじゃないかしらん。アニメの力ってすごいな。

 

リストの「愛の夢」弾けないの~?と言われ、うん、わたしも弾けたらいいなぁ…弾きたいなぁ…あんまり聞きたい時期がなかったので改めて聞くと、いやぁ、この曲ほんとうに甘いよねぇ…

わたしはポップな現代版アレンジのほうが好きかも~♪

 

一風変わったアニメのような気がしますが、それも含め、私のイチオシ☆アニメです。

このアニメの監督を務めた人が手掛けたという「おそ松さん」もすご~く気になります♪

 

 

↓  モーツァルトことモツだよ。 ↓

 

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