薬師丸ひろ子ライブ in ビルボード 六本木
先週の金曜日の夜、長姉からのお誘いで、薬師丸ひろ子ちゃんのライブに行ってきました。
ひろ子ちゃんは、姉が大ファンで、高校生のときにボーイフレンドと一緒に映画を見に行っていたのを小学生の私はそれはそれは、羨望のまなざしで見ていたものです。
以前より、ひろ子ちゃんの声には可愛らしさのなかに母性のような癒しを感じていましたが、
生歌声は心底、しびれました。
改めて生歌を聞くと、メロディも歌詞もすごくいいじゃん、クールじゃん、ひろ子ちゃんっぽいじゃん…! また、歌いながらふっと思い出したかのように遠い目をしたり、慈しみの表情を浮かべたりして表情がころころ変わるのです。あぁ、女優っぽいな、と。
声楽を学んだそうで、基礎がしっかりとある安定した歌声。映画女優からスタートしたことが頷ける、しっとりとした重みのある存在感。銀幕のアイドル、スターの存在感は今もなお、健在でした。トーク中も愛くるしさといったらそりゃなかったよ。話好きなのね。茶目っ気があってね。
年を重ね、哀しみや辛いことも心身に刻んでいる表情、それらを受け止めながら運命を切り開いていく力を感じさせる、慈愛に満ちた笑顔。華やかさのなかに菩薩のようなストイックな美しさがあったよ…。
そしてね、あのキューチーなアルカイックスマイルにノックアウトされながら、やっぱりどんなときも笑顔が大切だなぁ…と、痛感したんだ。
その笑顔がひとのこころを照らし、そして自分をも穏やかにし、奮い立たせるんだ。きっと。
ほんとうに勇気をもらったライブでした。
ひろ子ちゃん、最高。
そうそう、歌ったのは今回ライブ前日に発売となった「シネマソングス」から数曲と、懐かしい曲の数々でした。特におおっと思ったのは、「追憶」「ベン」「メインテーマ」「Woman'Wの悲劇”より」「戦士の休息」「コール」「時代」…。(ってほとんどじゃん)
帰りは姉と一緒にミッドタウン脇のイルミネーションの歩道を歩き、ひと足先にクリスマス気分を味わってきました…♪